ACROSで撮る。
生産終了となるこのフィルム。初めて使った時の衝撃はなかなかのものだった。富士フイルム純正の現像液ミクロファインで現像した。それをいつも通りに自宅でスキャニングした。「えっ!?デジカメ要らんやん!!」粒子の細かい、すっきりとした解像感のある写真を見てそう思った。
発売は2010年。世は既にほぼデジカメばかりになり、フィルムで撮影している人は稀になっていたと思う。富士フイルムがXシリーズの先駆け、FinePix X100を発売したのは翌年の2011年。レンズ交換式でX-Trans CMOSを積んだX-Pro1はその翌年の2012年。こんな時期に世に出たこの高性能フイルム。結果的には短命となってしまったが、いったいどのような想いで開発されたんだろう。素晴らしいポテンシャルのフィルムだと思いながらも今までほとんど使って来なかったが、久し振りに買って街へ連れて行ってみた。
実はHexar RFのデビュー戦でもあるのだが、カメラ任せでもAEが思いの外優秀で、こんな明暗差のある場面でも思った通りの露出で撮れていて驚いた。(撮った瞬間はミスったかなと思った。)神戸に来ました。
神戸に来ると必ず来てしまう肉屋さん。店先で揚げてくれるコロッケが絶品。
知人の写真スタジオ。
Acrosはすごいフィルムだ。だがもう終わる。これからはAstiaの様にXシリーズの中のフィムルシミュレーションとして名を残すばかりだろう。
ミクロファイン1+1希釈
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