ネガアルバム

僕のネガアルバムです。

Ai Nikkor 28mm F3.5 S ファーストインプレッション

f:id:filmania:20180428232048j:plain先日、Ai Nikkor 28mm F3.5 Sを手に入れたのでNikon F3に付けて出かけて来た。今年に入り広角レンズが欲しい病を発病し、何度かの発作には耐えて来たのだが、ヤフオク!で程度の良いAi-Sレンズを見つけた時にまた発作が起き、気がつけば落札していた。

 このレンズは、割と数が出ていないらしい。と言うのも単焦点としては暗いF3.5の開放値。それに時代はあっと言う間にAF時代へ突入し早々にディスコンになってしまった様だ。35mm F1.4や50mm F1.2なんかは今だに現行品なのに不遇なレンズだ。しかし廉価版で不人気で解放が暗いからといって、性能が低いとはならないというのは、買って使ってみて実感した。

 

もっと明るいレンズも選択できる中、あえてF3.5を選んだのは、なんせ安いという事が大きかったのは言うまでもない。因みに僕は5,800円で手に入れた。次いで小さいと言う事。主にストリートで使う予定だったので、小さいに越した事はない。更に抜群のシャープさを持つ。デジタルばかり使っていた頃は明るいレンズ至上主義だったが、フィルムカメラ、特にライカを使うようになって、明るさと写りの良さはイコールではないと分かってきた。

 

 冒頭の1枚目も良い写りだと思う。歪曲はやはり有るけど思ったほど酷くはない。 この日は曇りだった事もあり、Ilford HP5 Plus 400を2段プッシュして撮影した。現像液は初めて使うAdox Atomal 49。2段増感した時の処方が分からなかったので取り敢えず公式サイトにあった計算式を元に適当に現像した。初レンズに初現像液というだけでも、テストを兼ねているのにどうかといった感じだが、更に2段増感とかアホかと思うが、まあ良いでしょう。

 

 

 

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28mmは色々写り込んで楽しい。 以前は35mm派で28mmは苦手だったけど、最近は35mmの方に苦手意識がある。

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ISO1600相当にしてるから薄暗い室内でも絞る余裕すらある。

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何かよくわからないスペース。右下のものは何だ?水でも出るのか?

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曇ってるので柔らかい光が射し込んでた。電話するおばあちゃんを優しく照らす。

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花とバイクとか春っぽいな。

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クラシカルなフィルムと現像液のせいか、古く見えすぎるかなあ。被写体のせいもあるが。次は400で試したい。

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この日は屋外では、ほぼ絞って目測。ノーファインダー。

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露出もマニュアル。ストリートではAEより使いやすいと思う。こういうすれ違いざまでもシャッタースピード分かってるから、安心して撮れる。

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かなり寄ったつもりだったが、寄りきれない。

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高層ビルは垂直とれてると気持ちがいいです。実はこれフィルムなのにLRで垂直補正した。僕はそういうのも有りだと思ってる。アナログとデジタルの融合で新しい可能性を秘めてると思う。

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SNAP

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良いレンズでしょ?伝わったらいいなあ。